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リニアスケーリング??

備忘録というか予告。
今やおなじみの計算初心者必携の書「すぐできる量子化学計算ビギナーズマニュアル」のセクションC13に、Gaussian 03の各種計算手法のスケーリングが示されています。
これを見ると、HFがサブリニアー(計算時間が系の大きさの1乗以下)を達成していると紹介されています。
※まぁ、グラフを見る限り系を大きくすれば明らかにリニアスケールを超えそうですが。

私はGaussianのライセンスは持っていませんからGaussianは本当にHFでサブリニアを達成しているのか知る手段がありませんが、GAMESS, PC GAMESS/Firefly, ORCAがサブリニアに到達していないことは把握しています。MPQCやDirac、DALTON、NWChemなど他にも無償のプログラムはありますが、この辺はどうなんでしょうかねぇ。
※本当に大きな系になるとQFMMやFMO、DCなどで計算時間を圧縮できますのでそれはまた別の話。

今、GAMESS, Firefly, ORCAのスケーリングを、HF/MP2/DFTについて基底関数をcc-pVDZ/cc-pVTZ、計算対象としてポリチオフェン(n=1~8)を選択して調べています。非常に高速(と思われる)ORCAのpure-DFTですら1.5~2乗といったところでしょうか。
まとまり次第、pc-chem.infoに生データとともに公開できればと思います。11月中を目指して。

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