WinGAMESS 06.02で並列計算
最近Forumで投稿があった、WinGAMESSでの並列計算について。
wingamに同梱のwingam.cshを使うことで、1年前のバージョンである2006.02なら並列化できることはわかりました。方法についてはForumに投稿していますが、ここでは計算速度についてわかったことを書き留めておきます。
ジメチルアミノキシルラジカルの6-31G(d)基底によるGradient計算を例に、並列化効率を計って見ました。なぜこんな分子を選んだかは自分でも謎ですが、PC GAMESSでは現状できないUMP2 Gradientをやりたかったからではないかと。
| Program | theory | 1 CPU | 2 CPU | Parallel Eff. |
| WinGAMESS 2006.02 | UHF | 11.9 | 6.8 | 1.75 |
| UMP2 | 43.6 | 25.6 | 1.70 | |
| UB3LYP | 100.2 | 51.4 | 1.95 | |
| PC GAMESS 7.1 RC | UHF | 12.2 | 6.4 | 1.91 |
| UB3LYP | 40.5 | 25.0 | 1.62 |
結果は上記の通り。並列化効率以外の数値の単位は秒です。短時間の計算なのであまり現実的ではないような気もしますが、まぁまぁの効率であることは分かると思います。UMP2もちゃんと並列化できてます(そりゃそうだろう)。
ちなみに、スチレンの構造最適化(MP2/3-21G)も並列化効率を見てみましたが、凡そ1.7倍。上記Gradient計算の結果を反映した結果になってます。こちらは1 CPUで2000秒弱かかりましたので、現実的な比較ではないでしょうか。もっと大きな系やConventional SCFだとどうかはこれから時間が有るときに見て見ます。