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「すぐできる量子化学計算…」を買いました。

平尾公彦監修・武次徹也編「すぐできる量子化学計算 ビギナーズマニュアル」が5/1に発売されました。早速購入しましたので、そのファーストインプレッションを。
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非常に平易に書かれています。まえがきにありますが、実験系研究室で計算を担当することになった研究者・学生のために書かれたということで、難しい理論はさらっと流し、計算において重要なところをピンポイントで解説している印象です。
Q&A形式で、どこからでも読めるというのも好印象です。そして、何より、今までの成書ではあまり無かったGAMESSについての解説が多く入れられています(GaussianとGAMESSの解説書です)。応用計算については多くがGaussianについてですが、これはGAMESSというプログラムの性質上しょうがないところでしょう。
「GAMESSは不親切だが、それがまた良い」的な記述がありましたが、それは私も感じるところです。入力の仕方など、いかにもプログラムに命令している感じがするではないですか!

書内のサンプルインプット・アウトプットはhttp://setani.sci.hokudai.ac.jp/qc-book/にあります。

その他、個人的に嬉しかったこと:動画の作成法が詳しい。Winmostarが紹介されている。
その他、個人的に悲しかったこと:このサイトの存在意義が失われそうなこと。


《追記》
内容で、誤解を招きそうな表記があったので、どうなのか読者に問いたい…
「C6 振動数計算について教えてください」の章のp.77にある図6のコメントで、一番下の各種熱力学補正データのところに「これが内部エネルギー、エンタルピー、Gibbsの自由エネルギーですよ」的なコメントが為されていますが、これは熱補正データであって、内部エネルギー・エンタルピー・Gibbsの自由エネルギーそのものではないのではないでしょうか…Gaussianでの出力や、山辺先生の講義録と照らし合わせてもおかしいと思うのですが…

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